マーラータンは痺れと辛さが美味しい中華スープ料理。
とはいえ、辛すぎておなかに影響が出たことありませんか?
今回はそんな腹痛への対処法をお伝えします!
1.なぜおなかが痛くなるのか
麻辣湯を食べた後の腹痛の原因として考えられる理由として、唐辛子に含まれるカプサイシンがあげられます。
そもそも麻辣湯の「辣」は「唐辛子」を意味しています。
そのため、麻辣湯には唐辛子が欠かせず辛さのポイントになっています。
カプサイシンによる辛み刺激が、胃腸では「炎症」として捉えられるため腹痛や下痢が起こりやすくなります。
この辛みは、多くの場合食べた1~2時間後に痛くなるといわれています。
特に辛味に不慣れな人や体質に合わない人ほど腹痛や胃痛、下痢などの症状を起こしやすいそうです。
2.おなかが痛くなってしまったときの対処法
①安静にしておなかを温める
胃の炎症が起きている状態ですので、おさまるまで安静にして待つことが大事です。
むやみに動きまわらずに座って過ごすなど静かに過ごせる場所を探しましょう。
またその際に、ホットタオルや湯たんぽなどでおなかを温めるのも効果的です。
家やウォーターサーバーなどがある場所では温かい白湯を飲むなどでもおなかを温められますね。
辛いマーラータンを食べた後の数時間は運動などの予定を入れないほうがようにしましょう。
②おなかに優しい食事をとる
体を安静にするだけでなく、胃にも優しくしてあげましょう。
腹痛が起きた後の次の食事などは、注意して選ぶことが必要です。
胃腸への負担が少ないご飯としては、おかゆや煮込みうどん、味噌汁やスープなどがあげられます。
一方で、避けたほうが良いふさわしくない食事としては、消化の悪い食事である、脂身の多いものやラーメン、海藻や根菜類などがあります。
また、刺激のあるコーヒーや炭酸飲料、お酒類も控えるようにしましょう。
③水ではなく乳製品を飲もう
辛い物を食べた時はついつい大量の水を飲もうとしがちですが、実は水は辛さの緩和には効果的ではありません。
カプサイシンは水に溶けないため、口の中に辛みを広げるだけになってしまうのだとか。
冷たいものは、胃への刺激になります。
また、水を大量に飲んでも辛さが緩和されずさらに大量の水を飲むことで下痢につながってしまうことも考えられます。
よって辛さを和らげるために水をがぶ飲みするのはよろしくないのです。
水ではなく、食べた後にオススメはやはり乳製品です。
牛乳などの乳製品は胃の粘膜に貼りつき胃酸からの刺激から守ってくれるでしょう。
ただし、こちらもあまりに飲みすぎると下痢などに繋がってしまうため、適量にしておきましょう。
④薬の力を借りる
腹痛や胃痛が起きてしまったときは、整腸剤や胃薬を飲むのも一つです。
特に下痢などは、移動中や席を外せないときなどどうしても起きてほしくない場合がありますよね。
よく効果や飲み合わせを確認することが必要ですが、薬局などでも手に入りやすくなっているため、薬を飲むことも選択肢として頭に入れておきましょう!
3.まとめ
ここまでお伝えしてきたように、辛さによって腹痛が起きてしまった場合の対処法をまとめると以下のようになります。
①安静にしておなかを温める
②おなかに優しい食事にする
③水ではなく乳製品を飲もう
④薬に頼ることも頭に入れておこう
もしも腹痛が起きた場合にできる対処法を知っているだけでも安心できると思います。
辛いものが食べたい!という衝動が起きることもあります。
健康には気を付けながら辛いものを楽しみましょう。
また、こういった腹痛は辛みの刺激へ不慣れな場合に起こりやすいです。
ということはつまり、食べ続ければ腹痛が起こることも減ってくるはず!
何事も「慣れ」は大きいですね。
最後に…腹痛になってこの記事にたどり着いたあなたへ。
あと少しできっと治まる!
安静におなかを温めて、耐えましょう!
コメント