こちらでは、マーラータン初心者の皆さんに向けて基礎の基礎をお伝えします。
マーラータン・麻辣湯・マラタンなど。
そんな言葉を最近目にしてなんだか気になっている方に向けて。
どんなものなの?どうやったら食べられるの?本当に美味しいの?
マーラータンを食べてみようかなと思っていただければ幸いです。
1.マーラータンとは
まずはそもそもマーラータンとは何かをご説明します。
マーラータン(麻辣湯)とは、中国・四川省発祥の薬膳スパイスが入ったスープ春雨です。
もう少し詳しく説明すると、
「麻(マー)」とは花椒(ホアジャオ)の痺れるような感覚
「辣(ラー)」は唐辛子による辛味
「湯(タン)」はスープという意味を指しています。
そのため、言葉の意味だけで言うと花椒と唐辛子をメインに使用したスープということになります。
実際は、花椒や唐辛子以外にも数十種類のスパイスを使用して作られるスープです。
マーラータンに使われている薬膳についてはこちらから
そして、野菜やお肉といった具と春雨などの麺がスープの中に入っています。
麺は春雨が最もスタンダードに使われますが、カスタマイズが可能なお店が多く、中華麺や米粉麺が入ることもあります。
具材は、自分で好きな具材を好きなだけ入れられるのが一般的。
牛肉、豚肉、羊肉といったお肉類、白菜、ほうれん草、もやしといった野菜、きのこ、卵、餃子、練り物など。
マーラータンは一人前の麺入り火鍋とも言われます。
お鍋に入れるように好きな具材を選んでみましょう。
2.マーラータンってどんな味?辛いの?
マーラータンを食べたことのないときは、どんな味か想像がつかないですよね。
マーラータンは多数のスパイスが含まれており、お店によっても味は異なります。
スープの味
マーラータンを大きく二種類に分けるとするなら、澄んだ薬膳系スープと白濁した豚骨系スープの二種類があります。
薬膳スープは澄んだスープでスープ全体に薬膳が溶け込んでいるため薬膳の粒などが見えるスープも多いです。
一方、豚骨系スープは白濁したスープが多く濃厚な味のスープです。
(豚骨じゃなくて牛骨のところとかもあるかもしれません…)
もちろんすべてを完全に二分できるわけではないですが傾向として参考にしてみてください。
写真以上に味を言葉で説明するのは何とも難しいのですが、、、
酸辣湯麵(サンラータンメン)から酸っぱさを抜いた感じ?
スンドゥブチゲからキムチの発酵感を抜いて花椒を入れた感じ?
担々麺に薬膳っぽさを入れた感じ?
マーラータンファンの方には全然違う!と怒られそうではありますが…
得体のしれない食べ物というイメージだけでも払拭することができれば幸いです。
辛さ
また辛さについても気になっているかと思います。
マーラータン。なんだか辛そうな名前ですよね…。
辛いんですか?に対する答えは「選べる!」
ほとんどのお店で辛さを選ぶことができますし、お店によっては辛さなしも選ぶことができるのです。
また、具材の選び方や卓上調味料によっても辛さを若干抑えることはできます。
辛いのは好きだけど、初めてが不安…という場合はぜひこちらの小技も使ってみてくださいね。
辛いものはそこまで得意じゃないけど…と思うあなたも心配せずに楽しめます!
食べてみたらこの辛さは意外といける!ということもありますし。
もちろん辛いものが大好きなあなたは選べる辛さで限界に挑戦してみてください!
3.マーラータンはどうしたら食べられるの?
だんだんマーラータンが食べたくなってきましたか?
それでは最後に、実際にどうやったら食べられるかをお伝えします。
行きたいお店を見つけよう
家から近いお店でも、気になるあの子が行っていたお店でも、そしてこのブログから見つけた美味しそうなお店でも!!
マーラータンは奥深い味のスープがポイントのため、お家で作ることよりもお店で食べるほうが一般的です。
マーラータンデビューのお店を決めましょう!
実際の注文の流れ
マーラータンは好きな具材、好きな辛さ、好きな麺を選べます。
そのためラーメン屋や定食屋とは異なり、注文にやや手順があります。
といっても構えずに聞いてくださいね!
そのためのこのサイトです!
主な注文方法の流れ
①好きな具材を選ぶ(量り売りや3種類選ぶなど)
②辛さと麺を選ぶ
③お会計(食べる前の場合と食べた後の場合があります)
それぞれ詳しく説明します!
①具材を選ぶ
マーラータンに入れる具材を選びます。
入店すると具材が並んだショーケースがあり、その近くにボウルとトングが置いてあります。
そこから好きな具材を選びましょう。
※席からモバイルオーダーやタッチパネルでオーダーするお店もあります。
具材の選び方としては
選べる種類数が決まっている方式と
量り売り(重さによって値段が変わる方式)の2種類が主です。
選べる数が決まっている場合は、わかりやすいところに「3種類で〇〇円(麺とスープも含む)」などが書いてあります。
量り売りは、具材の数にかかわらず好きなだけ具材を入れることができます。
こちらも1g=〇円といった表記がどこかにあると思いますのでそれを参考に選びましょう!
選んだ具材と麺のみが入るのでデフォルトで入っている具材などはありません。
例えばお肉3種類のみにすると、本当にお肉と春雨のみのスープになりますので
ある程度バランスよく選ぶことがおすすめです!
量り売りの場合は、感覚がわからないうちは思った以上の値段になってしまうことがあります。
慣れないうちは数で選べるお店に行くか、今のg数を聞きながら追加していくことをおすすめします!
②辛さと麺を選ぶ
具材を選んだボウルをレジに渡して、辛さと麺を伝えます。
レジ付近に辛さと麺の表があるので、それを見て選びましょう。
辛さの選び方
辛さは辛さ無しの0から激辛の4や5のように数字段階になっていることが多いです。
初めての方はまずは1辛をおすすめします。
辛さは人によって、また辛さによっても好みや耐性が違うため、1を食べてから少しずつ上にあげていきくのが無難です。
※激辛大好き!という方はこの通りではありませんが、あくまで自己責任で。
麺の選び方
麺は春雨がもっともスタンダードです。
特にこだわりがない場合は春雨がおすすめです!
とはいえカスタマイズ方法が無限なのがマーラータンのいいところ。
ぜひお気に入りの麺を見つけてみてください!
③お会計
具材と麺・辛さを選んだ後の流れはお店によって異なります。
フードコートタイプ:注文時にお会計をして席に届けてもらう(先払い)
後払いタイプ:注文したら席で待ち、食べ終わったらレジでお会計(後払い)
その他:モバイルオーダー(モバイルで先払い)、タッチパネルでオーダー(後払い)
このようなパターンがありますが、これらはほとんどお店の人の案内に従えば問題ありません。
また、店員さんは中国の方も多いですが、問題なく日本語で応答してくれます。
わからないことがあれば、店員さんに聞けばきっと教えてくれるでしょう!
自分だけの一杯を思う存分楽しみましょう。
最後に
マーラータンとはなにものなのか。少しはお分かりいただけましたでしょうか。
あなたにとってのマーラータンが、よくわからない中華料理から食べてみたい料理へ。
そして気づけばお気に入りの料理になりますように。
コメント